どうも、ちんぱんじーです!
相続のお話も最後の記事になりました。
- (パート1)お葬式まで
- (パート2)お葬式からその後まで(前編)
- (パート3)お葬式からその後まで(後編)
- (パート4)遺産整理と相続準備
- (パート5)遺産相続
- (パート6)母について
- (パート7)相続を終えて伝えたいこと←今ここ
今回は「相続を終えて伝えたいこと」をテーマに書いていきます。
もしかしたら「贅沢な悩み」とか思われる部分もあるかもしれませんが、相続を経験した身として思ったことを書きたいと思います。
親世代にお願いしたいこと
相続を経験した身から、親世代にしてもらいたいことっていうのがなんとなく出てきました。
それを個人的にピックアップしてみましたので、これから終活をしようとしている方は参考になればいいなと思っています。
親世代にお願いしたいこと3つ。
- 資産の明確化
- 負債があるならはっきり伝えておく
- 近辺整理
一個ずつ見ていきます。
資産の明確化
相続する際、どういった資産があるのか整理した上で資産を申告、相続税の支払いを行わなければなりません。
正の遺産と、負の遺産を合わせたうえでその遺産を相続するか、「単純承認」「限定承認」「放棄」の選択肢の中から決めなければなりません。
その選択を3か月以内に決定しなければなりません。
負の遺産を知っていたとしても、正の遺産がどれだけあるかわからないと3か月以内に決めるのが難しくなるかもしれません。
ましてや、東京・大阪で働いてて地元にはなかなか帰りにくい方は特に難しくなりかねません。
なので、
- 終活を始めるときでもいいですし
- 普段からでもいいので
資産がわかるものの在りかは、相続する可能性の高い人には教えておいてあげたいところですね。
そして、なにより口座やカードを作りすぎないで欲しいです。
口座の把握や解約、クレジットカードの把握や解約は意外と時間がかかります。
クレジットカードは電話一本で出来ることが多いですが、銀行口座や証券口座はそうはいきません。
必要最低限+αくらいに留めておいてほしいと思いました。
実際に銀行へ行って、残高証明書などを揃えるのにそれなりに苦労していました。母が。(笑)
負債はないか
なぜ負債を気にする必要があるか?
それは、負債も相続されるからです。
そんなの当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、親が亡くなって負債があることを知らずに財産相続を行うと、負債も相続することになります。
負債があることを知らずに相続をしてしまうと、後々負債が発覚した際に相続した人がその負債を背負わなければなりません。
こんなの嫌ですよね?
子供や孫が可愛いと思うなら墓まで持っていかないで、予め負債がある旨を伝えておいたほうが今後続く子孫の繁栄にも結び付くのではないかと思います。
ちんぱんじーの父は、ローンを組んだうえで家を建てました。
いくらのローンを組んでいるか教えてくれませんでしたけど、完済したことは教えてくれていました。
父は基本的に借金が嫌いでしたので、他にはそういうのはないだろうと判断した上で、相続することを決めました。
近辺整理
近辺整理って幅広いかもしれませんが、ここでいう近辺整理は「物の断捨離」です。
父は、「わしは金持ちだから」とか言って、
- 使えそうなものでもすぐ買い替えたり(そして捨てない)
- 不要なものを買ってきたり(高級という文言に弱い)
- 着ない服が大量にあったり(カビ生えてるし)
- ベッドの下に災害用缶詰があふれるほどあったり(期限切れてるし)
とかなりの量、不要なものがありました。
これを片付けるのは誰か?そう、残された人々です。
別になんでもかんでも断捨離しろとは言わないですが、貯めこむことはやめて欲しいなと思います。
大量生産・大量消費の時代で物が溢れる時代ではありますが、それとこれとは違うと思いますので。
叔父・叔母世代にお願いしたいこと
家や土地などがある場合に限りますが、家・土地を今後どうしたいのかはっきりと子供・孫世代に伝えておいて欲しいです。
その理由は祖父・祖母世代の兄弟とかの個人的意見や感情によって子供・孫世代への負担がものすごく高いからです。
最初にお話しした家系図からですが、左上の父方の祖父の代の兄弟・・・難しい?笑
ひいばあちゃんが住んでた家(祖父の兄弟が住んでた家)が、父が亡くなる数年前に父に引き継がれました。
父は「負の遺産」を引き継がれてもな・・・と言ってました。
これは私も賛成です。
- 火災保険
- 固定資産税
など、毎年積み重なっていきます。
父は国に返すとか言ってたんですが、祖父の兄弟(及び親戚A)が許してくれないんです。
登記も父になっているので、権利としては問題ないのですがそう簡単ではないですよね。
その「負の遺産」は父が亡くなったことで、ちんぱんじーの世代に引き継がれました。
まだ祖父の兄弟の世代は存命です。ここ数年では全く解決出来る気がしません。
強制的に進めるとかなりの反感買うでしょうし。
なので、この場を借りて言わせてください。
思い出が詰まっているのはわかるけど、ひ孫世代まで困らせることをしないで下さい!
子孫に残してくれるのはありがたいことですが、場所によってはかなりの負担になるものです。
この辺を考えて、土地・家は長男が・・・とか、簡単に言わないで欲しいところです。
そりゃ価値のある家・土地や、用途が幅広いとかはいいと思いますよ。(たぶん)
他人事と思っている方へ
自分は関係ない?すでに親族がいないとかならすみません。
大抵の方は親族はいると思います。
親の兄弟であったり、甥や姪などなど。
相続の問題っていつ自分に降りかかるかわからないものです。
他人事だと思わず、家族が元気なうちに
- 葬儀はどうしてほしいとか
- 負債はないから安心してとか
- 遺書は書いているよとか
- 終活始めてるよとか
などなど、亡くなってからは出来ない会話。一度、親子で話してみてはいかがでしょうか?
いつするの?
今でしょ!
まとめ
相続シリーズはこれにて終わりです。
もし母とのことで追加で書くことがあればまた書くかもしれません。
みなさんもこれを機に相続について考えてみてはいかがでしょうか!
それではっ!
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